Creative Cloudのソフトを個人で安く購入するには、「ソフトの種類」「契約期間の長さ」「学生か社会人か」の3つの要素の組み合わせによって、ネットショップを選ぶ必要があります。
Adobeソフトが買えるショップには、「Adobe公式サイト」「Amazonなどネットショップ」「アドビスクールパートナー」の3つの選択肢があります。
それぞれのショップで特徴がありますが、この記事を読めば、自分は今どこで買うのが一番安いかがわかります。
Adobeのソフトが買えるショップには、Amazonのほかにもヨドバシ.comや楽天
、Yahoo!ショッピング
、au PAYマーケット
、あるいはパソコン工房のダウンロードコーナー
などのネットショップの他、量販店の実店舗もありますが、ここでは公式サイト以外のショップ代表としてAmazon
を取り上げます。
AdobeCCソフト別チャート図でショップを選択
では早速、次のチャート図に従って、自分の条件から選ぶべきネットショップの説明へと進んで下さい。
まずはAdobeCCを大きく分けて、「コンプリートプラン」または「単体ソフトのプラン」の2択からスタートです。
※単体プランは、コンプリートプランをちょっと下へスクロールしてね。
AdobeCCコンプリートプラン
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アドビスクールパートナーの解説(年間プラン個人版)
Amazonの解説(学生・教職員の2年目以降)
Adobe公式ショップの解説(A・B以外)
AdobeCCのコンプリートプランを買う際の最大のポイントは、「契約期間の長さ」と「学生か社会人か」という点です。
さらに、学生の場合は「初回購入」か「2年目以降」かで、2つの選択肢があります。
AdobeCCには「グループ版」「学生ライセンスパック」というのもありますが、最も一般的な年間プランは「個人版」です。
単体ソフトのプラン
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Amazonの解説(Illustrator・Lightroomの年間プラン、Acrobat、フォトプラン1TBの年間プラン一括払い)
Adobe公式ショップの解説(上記以外)
AdobeCCのうち単体ソフト(フォトプランを含む)は、他店では扱いが少ないので、ほとんどが公式サイトでの購入を余儀なくされますが、IllustratorとLightroomの年間プランとAcrobatはAmazonが安く買えます。
フォトプランは、Photoshop、Lightroom、Lightroom Classicが使えるセットプランです。付属のストレージが20GBを選ぶか1TBを選ぶかで、公式ショップかAmazonかの2択です。
アドビスクールパートナー
一般社会人がAdobeCCコンプリート年間プランを買うなら、アドビスクールパートナーの39,980円の割引キャンペーン講座に申し込むのが最も安く買う方法です。
スクールの講座受講生になることで、「AdobeCCコンプリート学生版」を手に入れることができるのです。
学生版でも通常版でもソフトは同じAdobeCCコンプリート。機能に違いはありません。個人で使うなら商用利用もできます。
この超特価で購入できるのは「デジタルハリウッド」「アドバンスクール
」「ヒューマンアカデミー
」の3校。
通常、社会人としてAdobeCCコンプリート年間プランを買う際は、Adobe公式サイトでは、年間一括72,336円。セールになっても47,520円。Amazonでも42,000〜65,000円程度です。
それが、スクールパートナーでは「学割初年度価格(26,136円)+13,844円」の39,980円なのですから、利用しないテはありません。
継続して2年目以降も使いたいという場合でも、再度スクールパートナーで購入して新たなライセンスコードで延長すれば、公式の高い金額を支払わずに済みます。何年でも連続して講座受講生になれます。
今使っているライセンスの有効期間が残った状態で延長しても、古いコードの契約終了日から1年間使えます。
アクティベートの際の注意点は、自動更新にならないために「メンバーシップの自動更新」にチェックは入れず、「後で通知」を選択しておきましょう。クレジットカードの情報も入力しない方が良いです。
このキャンペーン制度は、どのスクールでも価格は同じですが、講座内容や特典はスクールによって違いがあります。それぞれの主な特徴は次の通り。
対応スピードを重視するなら
1番のおすすめは、デジタルハリウッド(デジハリ)です。
講座に申し込むと、土日祝日・年末年始・お盆など関係なく対応してくれるので、申し込みからソフトの引き換えコードの受け取りまでが最短です。
講座内容は、Illustrator、Photoshop、Dreamweaver、HTML・CSS3、After Effects、Premiere、InDesign。
公式サイト デジタルハリウッド「Adobeマスター講座」
プレゼント付きでさらに安く買いたいなら
次におすすめしたいのは、アドバンスクールです。
アドバンは、残念ながらいつでも39,980円の超特価ではありませんが、キャンペーンになると「Quoカード1,000円分」などのプレゼントがつくことがあります。
そうなると、実質38,980円でアドバンが最安値。長期ライセンスの2年版・3年版もあります。
講座内容は、Illustrator、Photoshop、Dreamweaver、HTML・CSS、After Effects、Premiere Pro、InDesign、XD、Fresco、Dimenshion、Aero。
公式サイト アドバンスクール
Amazon Payで支払うなら(その他特典もあり)
3つ目に紹介するのは、ヒューマンアカデミー(たのまな)
です。
(「たのまな」とは、ヒューマンアカデミーの通信講座サイトの名前です)
他の2校のデジタル決済の支払い方法はクレジットカードのみですが、ヒューマンアカデミーではAmazon Payが使えます。
講座内容は、Illustrator、Photoshop、After Effects、Premiere Pro、XD。
また、ヒューマンアカデミーでは多分野に渡って色々な講座を展開しているので、Adobe講座の後は他の講座を5〜30%割引の価格で申し込めるという特典もあります。
公式サイト ヒューマンアカデミー(たのまな)
Amazonの特徴
Adobe公式ショップでの高額な定価購入を避けて、Amazonで買うべきAdobeソフトは次の通り。
Amazonでは、ほとんどのソフトが年間プランしかありません。支払い方法も一括払いのみですが、Acrobatだけは1ヶ月だけの利用ができる「月々プラン」も用意されています。
Amazonでは、短期利用の「月々プラン」がほとんどない一方で、長期契約プランが豊富にあります。
長期プランを買う利点は、1年ごとに買い直さなくて良いというだけでなく、今後の値上げの影響も受けないという安心感が得られるということもあります。
もし、長期間の使用を予定しているのであれば、Amazonで価格チェックしてみてください。特に、セールで最強に安くなることがあります。
中でもIllustratorの2年版・3年版
と、Acrobat Pro
及びAcrobat Standard
の3年版のセール価格は、本当に安くなります。
それと、Amazonではフォトプラン1TB+Illustratorという独自のセット販売もしています。
フォトプランはPhotoshop・Lightroom・Lightroom Classicがセットになった、写真関連の処理に特化したセットプランですが、このフォトプランに、需要の高いIllustratorをセットにした「イラレ&フォトショ」プランです。
一見するとうれしいセットプランですが、価格的にはそれほど割引感がありません。
セールでもほとんど値引きにならないので、フォトプラン1TBとIllustratorを同時に購入する際は、別々に購入する場合と比較して決めてください。
また、学生版のAdobeCCコンプリートは、2年目以降はAmazon、初年度なら公式ショップが安いので、使い分けが必要です。
「AmazonのAdobe:料金プランごと価格推移グラフ」では、2021年の8月からの3ヶ月間、各ソフトのプランごとの価格推移をグラフにしています。参考にしてみてください。
その他のネットショップ
参考までに、Adobeのソフトが買える他のネットショップの例を挙げます。
ショップごとの独自ポイントが使えたり、出品者限定の割引クーポンが出ていることもあります。
品揃えは、Amazonより少ないショップがほとんどですが、普段使っているお気に入りのショップがあるなら、チェックしてみる価値はあるかもしれません。
上記以外にも、ヤフオクなどのオークションサイトでは安い中古品が売られているのを見かけますが、ライセンス期間がほとんど残っていないものが出品されている可能性もあります。
AdobeCCは買い切りではありません。月単位・年単位で契約して使うソフトですから、たとえ安くてもAdobeCCの中古品には細心の注意が必要です。
個人的には、中古品はオススメしません。
Adobe公式ショップの特徴
Adobe公式のショップでは、Adobeのすべてのソフト・すべてのプランを購入できます。
でも基本的にAdobeの定価は高いので、他のネットショップではなく、あえて公式ショップで買うポイントは、「プラチナスクールやAmazonで買えないソフト」です。
単体ソフト
AdobeCCには、年間プランの他に1ヶ月単位で使える月々プランがありますが、他のショップでは月々プランを扱っているところがほとんどありません。
でも公式ショップなら、全ソフトの全プランが買えます。Acrobat以外の単体の月々プランなら公式ショップで買いましょう。
フォトプランは、Photoshop・Lightroom・Lightroom Classicがセットになった、写真関連の処理に特化したセットプランです。
Amazonで扱っているフォトプランは1TBプランのみですが、フォトプランにはもうひとつ20GBプランがあります。
ストレージ数が違うだけで他の機能に違いはないので、1TBはいらないというのなら、20GBにすれば1TBプランの半額以下です。
でも、フォトプランは年間契約しかなく、短期契約ができないので注意が必要です。
※年間プランの月々払いは可。
また、20GBですぐに上限に達してしまったらどうなるの? と不安に感じるかもしれませんが、20GBを使っている途中でストレージ上限近くになると、1TBのプランにアップグレードしませんか?という類のメッセージが出て、契約途中でも手軽に1TBに変更することができます。
公式サイト フォトプランの詳細をみてみる
上記単体ソフトのうち、一部のプランは定期的にセールになります。
年間プランの支払い方法
Adobe公式サイトで購入する際の大きな特徴の一つに、年間プランを月々払いにできる点があります。
年間プランの月々払いはほとんどの場合、単純に年間プランの12分割ではありません。年間一括払いより少し割高になります。
でもセールになると「年間プラン一括払い」と「年間プラン月々払いの年間トータル金額」が同額になりますから、支払い方法の面でもAdobeショップのセールをうまく利用してみて下さい。
学生版AdobeCCコンプリート1年目
AdobeCCコンプリートの学生・教職員版(アカデミック版)の初年度購入なら、公式ショップが最安値です。
2年目以降の利用ならAmazonが安いですが、初めて買うなら「初年度特別価格」が適用される公式ショップで買いましょう。
それと、学生なら絶対に見逃して欲しくないのが春のセールです。
学生版は、通常版と違ってあまりセールになりませんが、年度替わりには年間一括払いが20,856円/年まで下がります。
法人向けCreative Cloudグループ版
Creative Cloudグループ版は普段は高額(コンプリートプラン105,336円/年、主要単体8ソフト49,896円/年)ですが、セールでは個人版の通常価格と同額(コンプリートプラン72,336円/年、主要単体8ソフト28,776円/年)まで下がります。
セール時期の傾向としては、春先の年度替わりに値下げになる可能性が高く、値下げ率に換算すると、コンプリートプランなら約30%引き、単体プランなら40%以上値下げされます。
グループ版は主に法人がターゲットということもあり、リモートワークでチームの共同作業をする際に必要な機能が充実していて、最強の最高峰プランと言えます。
上記に示すように、AdobeCCグループ版は、個人版とは全く次元の異なるサービスが整っています。
これがセールで個人版と同額まで下がる時期なら、グンとハードルが下がりますから、まずは試してみる価値はありそうです。
法人向けも14日間は無料体験可。
公式サイト 法人向けAdobe Creative Cloudグループ版
学生用ライセンスパック
個人向けではありませんが、教育機関向けとして各プランを割安な価格で購入することができる「Creative Cloud教育機関向け」というプランがあります。
「教育機関向け」というと学校だけをイメージしますが、実は、小規模なワークグループや部署、教室、コンピューター室、または組織全体など、様々な導入ニーズに対応しているプランです。
このCreative Cloud教育機関向けとは別に、さらに安価で購入できる「学生用ライセンスパック」というプランもあります。
学生用ライセンスパックは、「30名以上のライセンスをまとめて購入して学生に配布する」という形式で、1ユーザーあたりの価格は年間15,576円。
学生・教職員向けのAdobeCCコンプリートの通常価格(26,136円/年)よりも、さらに安い価格設定ですから、教育・研修などでまとまったライセンスが必要ならば、一考の価値ありです。
公式サイト Creative Cloud教育機関向け(資料請求できます)
さいごに
Adobeのソフトは、どれも高機能なプロ仕様で魅力的なものばかりですが、いかんせん高額です。
でもショップごとの特徴を知れば、自分の欲しいAdobeソフトの最安値ショップはすぐに見つかります。
検討を祈ります。
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