Adobe ExtendScript Toolkit は、CS6までのバージョンではデフォルトでインストールがされていましたが、CCからは自分でインストールしなければいけません。
そのインストール方法を3種類紹介します。
(方法1)スクリプトパネルからインストール(超簡単な裏ワザ)
Adobeのアプリのメニューからスクリプトパネルを開いて、そこから操作します。
ここではInDesignのスクリプトパネルを開いていますが、他のアプリのスクリプトパネルでも同じように動作するのではないかと思います。
- InDesign CCを立ち上げて、スクリプトパネルを開く(メニューバー:[ウィンドウ]-[ユーティリティ]-[スクリプト])
- その中のJavaScriptをどれでもいいので選択
- パネルのメニューから「スクリプトを編集」を実行(または右クリックで「スクリプトを編集」を実行)
そうすると、すぐにESTKのインストールが始まります。
ちなみに、この方法でインストールが終わっても、ExtendScript Toolkitは立ち上がりません。インストールされるのみです。
よって、スクリプトパネルで選択して右クリックしたjsxファイルも、開くことはありません。
この方法が一番簡単だと思います。インストール後は、Creative Cloudデスクトップにも表示されます。
ESTKの使い方やExtendScriptの書き方などを、リンク一覧にまとめています。
参考になるとうれしいです。
(方法2)Creative Cloudに表示してインストール
環境設定で古いアプリケーションを表示するように設定すると、Adobe Creative CloudにExtendScript Toolkitを表示できます。

環境設定を開いて、「アプリ」タブの「古いアプリを表示」をオンにします。

Appsの画面に戻ると、Adobe Creative Cloud の Apps タブ画面の下のほうに ExtendScript Toolkit CC が表示されているので、ここからインストールできます。
(方法3)Adobeのサイトから直接ダウンロード
以前は、Adobeのサイトの古いバージョンのダウンロードリンクから直接ダウンロードすることもできましたが、今はできなくなりました。
Adobe公式サイト ダウンロード可能なアプリ
今は、「Creative Cloudデスクトップアプリケーションで、古いアプリケーションを表示してインストールする」という方法になっているようです。
Adobe公式サイト Creative Cloud デスクトップアプリケーションのダウンロード
ExtendScript ToolkitはAdobeの開発・サポートは終了していますが、使用できます
残念なことに、ExtendScript Toolkit(ESTK)は、すでにAdobeの開発・サポートが終了しています。
AdobeではESTKの代わりに、ExtendScript Debuggerという、Microsoft社のVisual Studio Code用のプラグインの開発に移行しています。
ESTKは、引き続きインストールして使用することはできますが、マシン環境には注意が必要です。
ESTKのコアは32bitコードです。
Windowsの64bitマシンにはインストールできますし、もちろん動作もします。
一方で、macOS Catalina以降では、64ビット・アプリケーションしか動作しません。
その場合は、Visual Studio Code(VSCode)の導入を考えることになります。
+DESIGNING VOLUME 50 (マイナビムック)の「ちょっと自動化→ちょっとしあわせ ラクラボ。〜ESTKはもう古い! 最新の開発・デバッグ環境の構築方法」というコラムで、VSCodeでのデバッグについての解説が掲載されています。
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