Adobeソフトは、コンプリートプランを買わずに単体プランを使うと、得なのか、損なのか、その辺の損益分岐点を考えます。
ここで前提とするAdobeCCコンプリートの価格は、すでに常識となっているAdobe認定スクールでの最安値39,980円とします。
一方の単体プランの価格は、
・年間プランはセール価格
・月々契約はセールでも値引きにならないので通常価格 です。
説明の便宜上、次のようにA〜Fの6グループに分けます。
Aグループが主要なアプリ群で、単体プランの中でもこのグループの年間プランのみが、セールでは値引きされます。
それ以外のグループは、セールでも値引きになることはほとんどありません。
Aグループ:Illustrator、Photoshop、Premiere Pro、After Effects、InDesign、Animate、Dreamweaver、Audition
22,176円/年、3,828円/月
Bグループ:フォトプラン1TB<Lightroom、Photoshop、Lightroom Classic>
26,136円/年、2,178円/月
Cグループ:Acrobat Pro
20,856円/年、1,738円/月
Dグループ:フォトプラン20GB<Lightroom、Photoshop、Lightroom Classic>、Lightroom、Adobe Express
12,936円/年、1,078円/月
Eグループ:Adobe XD
10,978円/年、1,298円/月
Fグループ:InCopy
6,336円/年、638円/月
年間プラン:Aグループの主要アプリを使いたいなら
Aグループのアプリが単体では一番高いので、この中から1本選ぶとなると、それ以外の選択はDグループ以降に限られます。
Aグループから2本以上を使いたいなら、デジハリやヒューマンアカデミー 、アドバンの講座受講生となってコンプリートを買った方が安くすみます。
年間プラン:フォトプラン+XD
フォトプランは、公式サイトではセール価格にはなりませんが、それでもフォトプラン1TBとXDもしくはInCopyとなら単体で組み合わせても、コンプリートプランよりも安くなります。
こんな組み合わせで使いたいことがあるのかどうかは、わかりませんが…
ちなみに、フォトプラン1TBなら、Adobeの公式サイトよりもAmazonのフォトプランの方が数千円程度安いです。
年間プラン:Acrobat+InCopy
Acrobat Proはセールでも安くならなくて高いアプリですが、もしInCopyでのDTP作業がメインというのなら、Acrobat+InCopyとしても年間で27,192円。
これならイケます。
コンプリートプランは単体プランの何ヶ月分か
ではここからは、月々プランで複数アプリを契約したときの、コンプリートプランとの損益分岐点を考えます。
例えば、AグループのIllustrator・Photoshopの2本を月々契約するとすると、何ヶ月までなら最安値の39,980円のコンプリートプランよりも安く使えるのか、という場合、
(39,980円 ÷ (3,828円×2)) ≅ 5.2
となるので、Aグループのアプリ2本だと5ヶ月までなら、月々プランが安いです。
もし、これにInDesignも足して3本というなら、
(39,980円 ÷ (3,828円×3)) ≅ 3.4
で、Aグループのアプリ3本だと3ヶ月まで。
もうひとつ、さらにAcrobatも足して、Illustrator・Photoshop・InDesignの4本となると、
(39,980円 ÷ ((3,828円×3)+ 1,738円) ≅ 3.02
というわけで、自作DTPセット4アプリでも3ヶ月までなら、コンプリートを1年契約するよりも安いということになります。
- Adobe Creative Cloud通常版 78,982円/年
- Adobe Creative Cloud学生・教職員個人版 39,384円/年
- Acrobat Pro 21,600円/年
- Illustrator 31,528円/年 オススメ!!
- フォトプラン1TB 25,891円/年
- Lightroom 12,801円/年