InDesignのドキュメントにXMLタグを作成する方法はいくつかあります。
ここではJavaScriptで、タグ名やタグのカラーを直接指定してXMLタグを作成する方法を紹介します。
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コードサンプル
#target indesign
var objDoc = app.documents.add();
var objTag1 = objDoc.xmlTags.add("タグ1", UIColors.white);
var objTag2 = objDoc.xmlTags.add("タグ2", [255,255,255]);
実行結果
スクリプトの実行後にタグパネルを表示すると、「タグ1」「タグ2」が表示され、タグが追加されていることがわかります。

サンプルの解説
スクリプトの1行目で、処理ターゲットのアプリケーションにInDesignを指定します。
ここで、次のようにInDesignのバーション指定をすることもできます。
「15」は、InDesign2020です。
#target indesign-15
新規ドキュメントを作成したあと、xmlTags.add()でタグを追加しています。
始めに「タグ1」を、次の行で「タグ2」を作成しました。
var objTag1 = objDoc.xmlTags.add("タグ1", UIColors.white);
var objTag2 = objDoc.xmlTags.add("タグ2", [255,255,255]);
最初の引数がタグ名、2番目の引数はタグの表示色です。(色指定はオプションなので、指定しなければInDesignが勝手に色をつけてくれます)
UIColorsで、既存の色名を指定することができます。
whiteを指定したので、タグパネルから「タグ設定」の画面で確認すると「ホワイト」になっているのが確認できます。

「タグ2」の色は、RGBの値を配列で指定したので、「タグ設定」画面を確認すると「カスタム…」となりました。

ここではobjTag1・objTag2を作成したので、例えば下のコードのように、作成したタグにあとからアクセスすることができますが、タグ作成のみで良ければobjTag1・objTag2は作る必要はありませんので、念のため…。
objTag1.name = "タグタグ";
下記の記事では、スクリプトを使わずにXMLタグを作成する方法を数種類紹介しています。
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