InDesignの段落スタイルに[次のスタイル]を設定しておくと、段落スタイルを自動で適用しながら文字を入力していくことができます。
この[次のスタイル]の設定が生きるのは入力中だけではありません。すでに入力されているテキストフレームでも後から1クリックで段落スタイルを適用できます。
今回は下図のような例を使って、入力済みの各段落に、一発で各々の段落スタイルを適用する方法を2つ紹介します。

入力しながら自動で段落スタイルを適用する方法の詳細と注意点は、下の記事にまとめました。
公式サイト Adobe InDesignを詳しく見てみる
前準備:次の行の段落スタイルを設定しておく
InDesignのドキュメントで、郵便番号、住所、電話番号の各段落スタイルに、[次のスタイル]を設定しておきます。
郵便番号の次は住所、住所の次は電話番号、電話番号の次は郵便番号です。



段落スタイルパネルから適用する
下の図のテキストフレーム内の各段落は、まだスタイルが適用されていない状態です。

このテキストフレーム内で、スタイルを適用したい段落を選択し、
段落スタイルパネルから、選択した先頭段落に適用する段落スタイル(この場合は「郵便番号」)を右クリックして、
[”郵便番号”を適用して次のスタイルへ]をクリックして実行します。
![InDesignテキストフレーム:[スタイルを適用して次のスタイルへ]を実行](https://dtpscriptin.com/wp-content/uploads/2019/02/pstyle-paragraph-selected-800x625.jpg)
すると下のように、選択した段落に郵便番号、住所、電話番号の各段落スタイルが一度に適用されます。

オブジェクトスタイルを利用して適用する
さらに、オブジェクトスタイルを使うと、テキストフレームにオブジェクトスタイルを適用するだけで、テキストフレーム内の全ての段落に段落スタイルを適用できます。
下図のように、オブジェクトスタイルの段落スタイルで適用する段落スタイルを設定し、[次のスタイルを適用(A)]にチェックを入れます。

そうすると、テキストフレームを選択してオブジェクトスタイルを適用するだけで、各段落に段落スタイルが適用されます。

郵便マークとTEL記号は、段落スタイル内の箇条書きで発生させています。
公式サイト Adobe InDesignを詳しく見てみる
コメント